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男子移転後も街で開く エヴァートンがグディソン脇に建てた心のケア拠点

イングランド北西部リヴァプールのグディソン・パークから150メートル足らず。エヴァートンの慈善部門は2023年3月、心の健康を支える「ザ・ピープルズ・プレイス」を開いた。男子チームが新本拠地へ移った後も、相談と支援の窓口は同じ街で動き続けている。

スタジアムのそばに、心の相談窓口を置く

グディソン・パークがあるリヴァプール北部のL4地区では、健康格差が地域課題になっている。エヴァートン・イン・ザ・コミュニティは、クラブの名前と地域で築いた信頼を入口に、相談、専門支援、運動、学習、就労を同じ住所でつないだ。年齢、性別、居住地、応援するクラブを問わず利用できる。

医療を、クラブの居間のような場所で受ける

館内では、心の健康相談、自殺予防や遺族支援、運動、学習、就労支援を組み合わせる。一般開業医、臨床心理士、精神保健の看護師らも専門支援に入る。クラブ側は、医療機関の緊張感を和らげた環境を重視した。利用者は一つの建物で相談を始め、必要に応じて専門職や地域のプログラムへつながる。

250万ポンドの建物が、1300万ポンドの拠点群を完成させた

エッジ・ヒル大学はピープルズ・プレイスを250万ポンドの拠点と説明する。クラブの報告にある1300万ポンドは、周辺施設をまとめたグディソン・キャンパス全体の完成額だ。建物一棟への250万ポンドと、地域支援の拠点群への1300万ポンド。数字の対象を分けると、この施設がキャンパスの最後の一角だったことが分かる。開業前年のITV報道は、計画段階の費用を200万ポンドとしていた。

最初の3か月で100人が歩いて入った

クラブの2022-23シーズン報告では、最初の四半期に100人余りが予約なしで助けを求めて訪れた。50人は待機列に入らず、団体プログラムなどの支援を受けた。危機状態と判断された2人は、内部プログラムか外部機関へつながれた。100人、50人、2人は、来訪、待機列を介さない支援、危機対応をそれぞれ数えた開業直後の記録だ。

男子の移転後、女子と慈善部門が住所を受け継いだ

エヴァートン男子は2025年に新本拠地へ移り、女子チームがグディソン・パークを恒久的な本拠地として受け継いだ。ピープルズ・プレイスも同じ地域で平日の支援を続ける。男子の試合日は新本拠地へ移り、グディソンには女子の試合日と慈善部門の平日が根づいた。グディソンの住所は、用途を変えながらクラブと地域を結び続けている。

参考記事Everton in the Community — 2022/23 impact reportEverton in the Community — The People's PlaceEdge Hill University — Everton in the Community case studyITV Granada — pre-opening reportThe Friedkin Group — Goodison Park becomes Everton Women's home