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拍手より先に「ラピードの15分」があった 1908年の新聞が残した終盤の呼び名
オーストリアの首都ウィーンを本拠とするSKラピードでは、75分を迎えると客席がリズミカルな拍手を始める。「ラピード・フィアテルシュトゥンデ」、つまりラピードの15分だ。1919年開始の話が伝わる一方、この呼び名は1908年の新聞にすでに登場していた。
75分、客席が残り時間を知らせる
現在のラピードでは、試合が75分に入ると客席が手拍子をそろえる。終盤の反撃を促す応援であり、同時に残り15分をクラブと観客が共有する合図でもある。ホームとアウェーの試合に受け継がれ、得点の有無より先に時計が儀礼を始める。
1908年、新聞が「有名な15分」と書いた
1908年9月28日付の『ノイエス・ウィーナー・タークブラット』は、クリケッター対ラピードの1-1を伝え、ラピードの「有名な15分」が来たと記した。当時の言葉は、客席の拍手よりチームの激しい攻撃を指していた。1915年の記事には、後半開始や試合開始の15分をそう呼んだ例もある。現存する記録からは最初の拍手の試合を特定できない。追えるのは、終盤の猛攻を表す呼び名が先に広がり、やがて75分の手拍子へ定着した流れだ。
同じ名前で397回続く週刊番組
ウィーンの放送局W24は、クラブの舞台裏、最新情報、ファンを扱う週刊番組にも「Rapid Viertelstunde」と名づけた。毎週金曜19時15分に放送され、2026年8月28日に397回を数えた。終盤の15分を表した言葉が、現在はクラブの日常を伝える番組の看板にもなっている。
