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強いレンジャーズを追う時代、選手は肩を組んだ セルティック「ハドル」の30年
セルティックの選手は試合前、肩を組んで輪をつくる。クラブを象徴する「ハドル」が始まったのは1995年7月23日。発案したDFトニー・モウブレイは、戦術確認の場より、苦しい時期の選手とサポーターが同じ方向を向く合図として考えた。
ドイツ遠征の親善試合から始まった
最初のハドルは1995年7月23日、ドイツ遠征中のキッカーズ・エムデン戦前に行われた。モウブレイが選手を呼び集め、肩を組んで内側を向く輪をつくった。親善試合の一場面はその後の公式戦にも残り、試合前に観客から見えるクラブの習慣になった。
相手はレンジャーズ、向き合ったのはサポーター
モウブレイは後年、当時のレンジャーズが強く、セルティックをめぐる報道も厳しかったとSky Sportsへ話した。そこで考えたのが、選手がまとまり、サポーターと一つになる姿を見せることだった。彼が輪の中で伝えたのは、旅費や観戦費を払って来る人にとって、その試合がどれほど大切かという話だった。円陣は相手への威嚇より、スタンドへ向けた約束から始まった。
30年後、財団の記念日になった
クラブは2019年にハドルの24周年を振り返り、2025年7月23日には30周年を祝った。同年5月、セルティック財団は「ハドル30年」を冠したバッジデーを実施した。モウブレイ個人の発案は、チームの動作を越えてクラブの社会活動にも使われる印になった。毎試合の短い輪が続いた時間は、1995年の苦境と現在のクラブを目に見える形でつないでいる。
