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白いパンツを、次の新作まで待たずに替えた マンチェスター・シティ女子と月経の不安

マンチェスター・シティ女子は2022年10月、月経時の漏れへの不安を受け、白いパンツをやめた。翌季の新商品を待たず、そのシーズン中からアウェー用のえんじ色を使った。選手個人に対策を任せず、クラブと用具メーカーが供給する側の問題として扱った。

最初の変更は、すでにあったえんじ色で

クラブと用具メーカーPUMAは2022年10月、選手の意見を受けて、女性選手へ白いパンツを供給しない方針を示した。正式な製品変更は2023-24季からだった。

マンチェスター・シティ女子はそこまで待たなかった。2022-23季の残りは、ホーム用の空色シャツにアウェー用のえんじ色パンツを合わせると決めた。最初の使用は10月26日のリーグカップ、ブラックバーン戦だった。すでにある別色を使い、懸念が共有された時点で運用を変えた。

「白を禁止」ではなく、代わりの色を用意した

共同声明は、サッカーから白を一律に禁じたものではない。2023-24季から女性選手へ白いパンツを供給せず、ホーム、アウェー、第3ユニフォームのそれぞれに代替色を用意するという方針だった。

月経中の選手だけに別のパンツを渡すのでもない。チームの用具をまとめて変えれば、誰が月経中かを毎試合説明する必要はない。個人の申告に任せず、用具を準備する側が先に選択肢を変えた。

65%と「1.27対1.57」は、別の資料から来た

UEFAは2025年1月、パートナー企業adidasの調査として、月経のある人の65%が、スポーツ中に最も心配することとして漏れを挙げたと紹介した。およそ3人に2人だ。ただしマンチェスター・シティの選手だけを調べた数字ではない。

2024年の査読研究は、2002年から2023年までの女子ワールドカップと欧州選手権を分析した。白いパンツのチームは1試合平均1.27ポイント、濃い色は1.57ポイントだった。回帰分析でも白いパンツのチームは低い値となったが、代表大会の観察データであり、白が敗戦を直接起こしたと証明したものではない。クラブの変更後の成績にも、そのまま当てはめられない。

先行クラブがあり、翌年は代表も続いた

Sky Sportsは当時、ウェスト・ブロム、ストーク、スコットランドのリヴィングストンが先に色を変えていたと報じた。イングランド女子代表も、選手の懸念を受けて2023年に白から青へ替えた。マンチェスター・シティだけが始めた変化ではない。

それでも、女子トップチームと大手用具メーカーが共同で方針を公表し、同じシーズン中に運用を変えた事実は残る。月経管理を選手個人の準備だけにせず、用具を決める側の仕事として扱った。

参考記事Sky Sports — Manchester City Women change white shortsManchester Evening News — City and PUMA policyUEFA — Menstrual-cycle research and the 65% figureReuters — The white-shorts performance studyJournal of Behavioral and Experimental Economics — Peer-reviewed paper