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勝ったのに、安心できない。チェルシーの4–3が残した二つの顔
前半32分で3点。後半は1点差。速さを手に入れたチェルシーは、試合を落ち着かせる術をまだ持っていない。
32分、ジョアン・ペドロが3点目を決めた時点で、スタンフォード・ブリッジには楽勝の空気が流れた。チェルシーはボールを持たず、ブライトンが前へ出た瞬間だけを狙った。ラヴィア、ネト、ジョアン・ペドロ。3得点はいずれも、奪ってから迷わず前へ進んだ攻撃だった。
ボール保持率は26%。3–4–2–1の両脇をネトとハトが走り、パーマーとモーガン・ロジャーズが中央で次のパスを待った。ゆっくり組み立てる場面は少なかったが、相手の守備が整う前にゴールへ届く速さはあった。
ところが3–0から試合は変わった。ブライトンはウイングバックの背後へ選手を送り、チェルシーの5バックを横に広げた。ボールを奪っても前線で収まらず、守る時間ばかりが長くなる。3–2まで追い上げられたのは、個人のミスだけでなく、試合を落ち着かせる場所がなかったからだ。
パーマーの4点目で勝点3は守った。次の相手は、開幕2試合を無失点で勝ったアーセナル。同じようにボールを渡すなら、サカのいる右サイドを90分守り切らなければならない。速攻が通じるか以上に、速攻を出せない時間をどう耐えるかが問われる。
