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プレーするだけでなく、教える側へ FCバーゼルも参加する「二人一組」のコーチ育成

サッカーを続ける道は、選手だけではない。スイスのFCバーゼルも参加する指導者研修では、障害のある若者とない若者が二人一組で学ぶ。目指すのは、一人がずっと助ける側に回ることではない。互いに力を借りながら、子どもたちにサッカーを教えるコーチになることだ。

「自分も教えたい」に応える研修

研修を運営するのは、スイスの非営利団体Scort Foundation。欧州のクラブが参加するFootball Club Social Allianceという連携組織とともに、若い指導者を育てている。

Scortが挙げる出発点は二つある。障害者サッカーの現場でコーチが不足していること。そして、選手自身にもチームで責任を担いたいという思いがあることだ。教わる場を増やすだけでなく、教える人になる道もつくろうとしている。

二人とも、学ぶ側に立つ

研修では、障害のある若者をYoung Coach、障害のない相棒をTandem Partnerと呼ぶ。二人は一緒に指導を学び、研修中も組んで活動する。

若いコーチは相棒の支えを受けながら、チームで責任を引き受ける経験を積む。相棒も、障害のある人と一緒に活動する方法を実地で学ぶ。「教える人と教わる人」ではなく、同じ研修で別々の力を身につける組み合わせだ。

バーゼルでは、プレーする場からつながっている

FCバーゼルはスイス北西部バーゼルを本拠地とするクラブだ。障害のある人が参加するDreamteamは、1997年春に発足した。FIFA Museumは、身体または知的障害のある人がサッカーを楽しむ場として紹介している。

クラブは2008年からFootball Club Social Allianceに参加している。Scortの2025年の二人組紹介には、バーゼルのDreamteamで指導するBalzとMelanieも登場する。選手がプレーするチームと、コーチを育てる研修が、別々の話で終わっていない。

研修を終えたら、子どもたちとピッチへ

学んだ二人組には、教える機会もある。ScortのSpecial Youth Campは、障害のある子どもや若者を対象にした参加費無料のキャンプ。研修を受けたコーチたちが、一週間のサッカー活動を担当する。

Scortと提携したSpecial Olympics Europe Eurasiaも、サッカーを通じて知的障害のある人に学ぶ機会を広げる方針を示している。参加できる場を用意するだけでなく、その場で誰が教え、誰が責任を持つかまで変えていく。バーゼルが加わる取り組みの特徴は、そこにある。

参考記事Scort Foundation — Disability footballFC Basel — Football Club Social AllianceFIFA Museum — DreamteamSpecial Olympics — Partnership with Scortsportanddev — Independent reportDFB Foundations — Tandem coach course