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先にあったのはクリケットだった シェフィールド・ウェンズデイが曜日を名乗る理由
イングランド北部の工業都市シェフィールドには、曜日を名乗るクラブがある。シェフィールド・ウェンズデイのサッカー部門ができた会合は、たしかに1867年9月4日の水曜日だった。だが「ウェンズデイ」という名は、その日に思いついたものではない。先に活動していたクリケットクラブから受け継いだ。
1867年9月4日、クリケット会員がサッカー部をつくった
会場はシェフィールド中心部のアデルフィ・ホテルだった。クリケットのない冬にも体を動かせるよう、会員たちがサッカー部門の設立を決めた。ジョン・チャールズ・マーシュは会合に参加し、最初の主将になった人物だ。クラブは2026年3月、その功績を伝える銘板を、故郷のサウス・ヨークシャー州サールストーンで披露した。
会議も水曜日だったが、名前は先にあった
母体はザ・ウェンズデイ・クリケット・クラブだった。クラブ公式史は、会員が仕事を休めた水曜の午後に試合をしたことが名称の由来だと説明する。ただし、そのクリケットクラブの創設年には1816年説と1820年説があり、同時代資料だけでは一つに決めにくい。確かなのは、1867年のサッカー部門が既存の「ウェンズデイ」を引き継いだことだ。
都市名とフクロウは、あとから加わった
チームは長く「ザ・ウェンズデイFC」と名乗り、会社名をシェフィールド・ウェンズデイFCへ変えたのは1929年8月3日だった。シェフィールドを正式名に加えたのは、サッカー部門の設立から約62年後になる。愛称の「オウルズ(フクロウ)」は、本拠地ヒルズボロがあるオウラートン地区の名と結びつく。曜日、都市、地区。現在の呼び名は、一度に完成したものではない。
