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クラブより先に応援団がいた サンズ・オブ・ベンがMLSをフィラデルフィアへ呼ぶまで
フィラデルフィア・ユニオンがMLSへの参加を認められたのは2008年2月28日。その約1年前、地元には応援対象となるMLSクラブがまだなく、サポーター組織サンズ・オブ・ベンが先に生まれていた。観客の存在を示す活動と、スタジアムを実現する官民事業が合流し、2010年に試合が始まった。
2007年、応援するクラブより先に集まった
サンズ・オブ・ベンは2007年1月、フィラデルフィアと周辺地域のサッカーファンによって結成された。名前は、この街を代表する建国期の人物ベンジャミン・フランクリンにちなむ。活動範囲のデラウェア・バレーは、フィラデルフィアを中心にペンシルベニア、ニュージャージー、デラウェアへ広がる都市圏だ。
他都市のMLSカップで、地元の需要を見せた
メンバーは2007年、ワシントンD.C.のRFKスタジアムで開かれたMLSカップへ出向いた。旗と太鼓を持ち込み、フィラデルフィアにもクラブを求める声を届けた。MLS公式は、この熱意が2010年からの拡張クラブ決定を後押しした要因の一つだったと振り返る。
支持を、チェスターのスタジアム計画が受け止めた
クラブ公式史は、サンズ・オブ・ベンが先導した草の根の支持と、ペンシルベニア州、デラウェア郡、チェスター市、出資者による官民協力を並べている。チェスターはフィラデルフィア中心部から南西へ約20キロの工業都市で、専用スタジアム建設の予定地になった。観客の需要、土地、資金、行政協力が一つの参入計画へまとまった。
2008年に参入決定、2010年に初めて応援席が埋まった
MLSは2008年2月28日、フィラデルフィアをリーグ16番目のクラブに決めた。2009年5月11日にはPhiladelphia Unionの名称と色を発表。クラブ章の中央に入った水色は、サンズ・オブ・ベンへの敬意を表している。2010年にリーグ戦が始まり、先に集まったサポーターは本拠地Subaru Parkのゴール裏「リバー・エンド」へ入った。
