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トップ32クラブは19対13で反対、それでもVARは残った ノルウェーの二段階投票

ノルウェー男子の上位2部32クラブは2025年1月、19対13でVARの継続に反対した。ところが3月のサッカー協会総会では、321対129でVARの維持・改善案が通る。結論は逆に見えるが、同じ有権者が考え直したわけではない。最初は上位クラブの会議、次は地域協会や下部クラブも加わる全国総会だった。

2023年の導入後、抗議はクラブ総会へ入った

ノルウェーは北欧の国で、男子1部エリテセリエンにVARを2023年から導入した。VARは映像で主審の判定を補助する制度だ。ノルウェーの多くのクラブは会員制で、会員総会が重要事項を決める。試合会場で抗議が続くなか、上位クラブの多くは会員投票や総会を経てVARへの立場を決めた。

32クラブに聞いたのは「1部で続けるか」

2025年1月22日、上位2部32クラブでつくるノルスク・トップフォットボールは、「あなたのクラブはエリテセリエンでVARの継続を望むか」と尋ねた。結果は反対19、賛成13。同組織は、ノルウェーのサッカーからVARをできるだけ早く廃止するよう協会へ求める案を採択した。ただし、最終決定はノルウェーサッカー協会の総会にあることも明記した。

最終決定は、全国総会の450票だった

3月1日の協会総会で争われたのは、単純な継続か廃止かだけではない。協会理事会は、VARを残したうえで、費用を抑えながら改善する具体策を作る案を出した。ローゼンボリなどは、トップサッカーからできるだけ早く廃止する修正案を提出した。採決は理事会案321票、廃止案129票。計450票の全国組織による決定だった。

VARを使わないクラブも、最終票を持った

協会総会には、地域協会、下部リーグ、アマチュアクラブの代表も参加する。VARを直接使う上位32クラブだけの会議ではない。英紙Guardianは、下部・草の根側の票が結果を決め、18の地区協会の代表も採決前に維持を支持していたと報じた。VARの影響を日常的に受けるクラブの意見と、競技全体を運営する全国組織の議決が、別の方向を向いた。

19対13は方針を変え、321対129が制度を残した

1月の投票で、上位クラブの団体は廃止を求める立場になった。3月の投票で、決定権を持つ協会総会は維持と改善を選んだ。前者はVARを使うクラブの意思を示し、後者はノルウェーサッカー全体の代表制度を通じて制度を決めた。二つの数字は民意のやり直しではなく、誰に何を決める権限があるかの違いを映している。

参考記事Norsk Toppfotball — The 19–13 club voteNorwegian Football Federation — Decisions of the 2025 congressNorwegian Football Federation — Official congress minutesNorwegian Supporters' Alliance — The campaign against VARThe Guardian — Grassroots votes and the final result