男子、女子、育成が同じ住所へ フィオレンティーナが全チームを集めたヴィオラ・パーク
フィオレンティーナは2023年10月11日、フィレンツェ東郊のバーニョ・ア・リーポリにヴィオラ・パークを開いた。男子トップ、女子、育成年代の20チームが練習し、女子と若手は施設内で公式戦も行う。医療、宿泊、広報、クラブ職員の仕事場まで同じ住所へ移した。
20チームの毎日を、郊外の一拠点へ
ヴィオラ・パークは、フィレンツェ中心部から数キロ離れた丘陵地にある。施工関係者の資料では、フィオレンティーナに属する20チームが使う。トップ男子には専用の練習棟とピッチがあり、女子と育成年代にもそれぞれの棟がある。年齢やカテゴリーごとに別の街へ通う形から、クラブ全体が同じ敷地へ通う形に変わった。
10面と12面は、資料の分類が分かれる
FIFAは施設を10面のピッチと説明する。芝施工会社リモンタは、10面の規格練習ピッチと二つのスタジアムを分けて記している。一方、フィレンツェ市の観光案内は12面と二つのスタジアムを挙げる。詳しい用途まで分かるリモンタの内訳は、練習用10面と試合会場2か所だ。面積もクラブ公式の約31ヘクタール、市の25ヘクタール、施工関係資料の26ヘクタールという記載が並ぶ。
女子と育成は、施設内で公式戦も行う
二つの試合会場は、3000席のクルヴァ・フィエーゾレと1500席のダヴィデ・アストーリだ。後者は2018年に31歳で亡くなった元主将の名を持つ。FIFAは女子と育成年代が施設内で公式戦を行うと説明している。練習場所に観客席を加えたことで、若手や女子の試合もクラブの拠点内で公開できる。
治療、宿泊、取材対応も同じ敷地で動く
施設には四つのジム、リハビリ用ジム、医療・健康管理センター、プール、選手用の宿泊室がある。クラブ職員のオフィス、記者会見室や放送設備を備えたメディアセンター、500席のイベントホール、礼拝堂も置かれた。選手がピッチを離れた後も、治療、食事、宿泊、広報、運営の仕事が同じ場所で続く。
女子と若手を、クラブの日常の地図へ入れた
ヴィオラ・パークの大きな変化は、設備の新しさよりも、誰が同じ住所を使うかにある。各カテゴリーの棟と試合会場は開場時から組み込まれた。観客は二つの小スタジアムへ来て、職員はその隣で働く。フィオレンティーナの「クラブ全体」が、一つの場所として見えるようになった。
