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2018年に撤回、2022年に正式発売 ボヘミアンズがボブ・マーリーの肖像権を取り直すまで
アイルランドのボヘミアンFCは2018年、ボブ・マーリーの肖像を使ったユニフォームを発表後に撤回した。第三者から得たライセンスでは製造できなかったためだ。4年後、クラブはマーリー家と権利事業者につながり、同じ競技場の記憶を正式な商品にした。
1980年7月6日、デイリーマウントがコンサート会場になった
ボヘミアンFCは、ダブリン北部のデイリーマウント・パークを1901年から本拠地にするサポーター所有クラブだ。1980年7月6日、ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズがここで公演した。マーリーにとって唯一のアイルランド公演であり、最後の屋外コンサートでもあった。競技場の音楽史をユニフォームへ移す発想は、この一夜から生まれた。
2018年、第三者のライセンスでは製造できなかった
クラブは2018年11月、マーリーの肖像とラスタファリ運動の色を入れた2019年用アウェーユニフォームを発表した。画像のライセンスは大手の第三者企業から取得したと説明していた。しかし、マーリー側の代理会社は、その企業に商品化を許す権限がないと伝えた。クラブは肖像を握り拳の図柄へ替え、注文者には返金、店舗クレジット、変更後のシャツという選択肢を用意した。
2022年、家族と権利事業者へ直接つないだ
4年後の2022年1月、ボヘミアンズはマーリー家とユニバーサル・ミュージック・グループの商品部門と協力し、肖像入りのアウェーユニフォームを発表した。2018年は画像の利用許諾と商品化の権利が別の場所にあった。2022年は商品化を管理する当事者と組んだことで、製造と販売まで進められた。
利益の10%を、亡命申請者の音楽とスポーツへ回した
2022年版では、販売利益の10%をアイルランドの亡命申請者向けに使うと決めた。支援先は楽器とサッカー用品だ。10%は販売額全体ではなく、費用を引いた後の利益に対する割合である。競技場に残る音楽の記憶が、現在ダブリンで暮らす人の活動費へつながった。
