余興で始まり、専用棟まで持った スタッド・ランス女子が全国リーグを降りた58年
1968年、ランスの見本市の余興として集まった女子チームは、フランス初期の王者になった。2021年には700平方メートルの専用棟も計画された。それでもクラブは2026年、トップチームを全国リーグへ登録しないと決めた。残すのは100人超の女子部門、失うのはプロとして戦う全国の席。この二つは同じではない。
6000人が見た70分から始まった
ランスはフランス北東部、シャンパンの産地として知られる都市だ。地元紙の募集広告から集まった選手たちは1968年8月、男子戦の前座で初試合を行った。相手はフランス北東部アルザス地方のFCシュヴィンドラッツハイム。70分の試合を3-1で勝ち、6000人が見た。全国選手権ができる6年前の数字であり、現在の女子リーグの観客数と同じ条件ではない。
7年間260試合、敗れた21試合はすべて国外
チームは1969年11月10日、スタッド・ランスの女子部門に入った。クラブによると、創設から1975年9月までフランス国内では無敗だった。7年間で260試合を行い、21敗はすべて国外での試合だった。1974年に全国選手権が始まると、1974-75季から1981-82季までに5度優勝した。国内に対戦相手が少なかった時代、ランスは各国へ出て試合数を積み上げた。
地域から戻り、女子専用の建物まで進んだ
女子部門は2014年に地域レベルから再始動し、最初のシーズンで2部へ上がった。2019年には1部へ到達した。2021年3月、クラブはレイモン・コパ練習拠点に女子専用棟を建てると発表した。広さは700平方メートル、投資額は250万ユーロ超。対象は当時の登録選手110人で、筋力トレーニング、回復、医療の場所を同じ建物に置き、トップと育成の両方で使う計画だった。
2026年、クラブが外したのは全国リーグへの登録
2026年6月5日、クラブは女子部門の終了を否定した。レイモン・コパ拠点で100人を超える登録選手の育成を続ける一方、トップチームを全国選手権へ登録し続けることはできない、と説明した。ル・モンドによると、2026-27季は2部のセコンド・リーグではなく、4部相当の地域リーグ、レジオナル1へ移る。女子部門は残るが、トップチームのプロ活動はそこで途切れた。
建物への250万ユーロと、年100万ユーロの損失
ジャン=ピエール・カイヨ会長は2026年6月29日、トップチームの損失を年100万ユーロと説明した。ル・モンドには、2部降格後に給与を半分以上減らされ、別の収入で補った選手がいたことや、プロ資格を失う伝達への不満も載る。クラブ側は、全選手の契約が切れていたため、更新しないのはクラブの方針だと答えた。2021年の250万ユーロ超は建物への投資で、100万ユーロは会長が示した1年間の損失だ。直接差し引いて採算を判断できる二つの数字ではない。
