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「船でしか行けない」は半分だけ正しい ヴェネツィアFC本拠地への30分

ヴェネツィアFCの本拠地スタディオ・ピエル・ルイージ・ペンツォへは、公共水上バスで向かえる。もう一つの道は、サン・マルコ広場から海沿いを歩く約30分だ。二つの行き方を並べると、観光都市の名物と地元の足が同じ試合日に重なる。

船と徒歩、公式案内には二つの道が載る

スタジアムは、歴史地区の東端にあるサンテレナに位置する。ヴェネツィア・ビエンナーレは、国際美術展や建築展を開く文化事業。その会場の先に本拠地がある。クラブ公式案内では、サン・マルコ広場から海沿いのリーヴァ・デッリ・スキアヴォーニを歩いて約30分。ヴァポレットと呼ばれる公共水上バスなら、市内各所から15〜30分でサンテレナ停留所へ着く。案内されるのは1、4.2、5.2、6番線だ。

1913年から、街の東端で試合を続けてきた

ペンツォは1913年9月7日、「サンテレナ市営競技場」として開場した。最初の屋根付きスタンドは500人を超える規模だった。現在の名称は、第一次世界大戦期の飛行士ピエル・ルイージ・ペンツォに由来する。クラブは、ジェノヴァのルイージ・フェラーリスに次いでイタリアで2番目に古い現役スタジアムと説明する。アクセスの珍しさより先に、同じ場所で100年以上使われてきた時間がある。

水上バスは、観光体験と地元の通勤路を兼ねる

英紙Guardianの2024年5月8日の現地記事には、ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅からヴァポレットに乗る記者と、同じ便で試合へ向かう親子が登場する。学生やゴンドラ乗りへの取材もある。一試合を歩いた記事なので、観客全体の構成を測った調査とは範囲が違う。それでも、水上バスが観光客専用の乗り物ではなく、島と本土側を行き来する人の生活路線でもあることは伝わる。船で着く驚きと、徒歩でもつながる街路。その両方がペンツォの日常だ。

参考記事Venezia FC — official walking and vaporetto directions to Stadio PenzoVenezia FC — 1913 opening and the stadium’s place in club historyThe Guardian — a reported journey with Venezia supporters on 8 May 2024Destination Calcio — independent guide to the stadium and its location