221
入口はイングランド、ピッチはウェールズ? チェスターFCの本拠地で国境が問題になった日
チェスターFCの本拠地は、チケット売り場と入口がイングランド側にあり、ピッチと客席の大半はウェールズ側にある。普段は気に留めにくい境界が、2022年1月、両国で新型コロナ対策が分かれた時に、入場者数を左右する規則になった。
チケット売り場はイングランド、ピッチはウェールズ
チェスターはイングランド北西部、ウェールズとの境界にある街だ。2022年の報道によると、本拠地デヴァ・スタジアムの正面入口とチケット売り場はイングランド側にある。一方、ピッチと客席の大半はウェールズ側。国境は東側駐車場の周辺を通り、観客はイングランドから入ってウェールズにある席へ進む形になる。
50人の上限に、2000人超が入った
ウェールズでは2021年12月26日から、屋外スポーツイベントの人数が50人に制限された。チェスターは12月28日と2022年1月2日にホーム戦を開催し、いずれも2000人を超す観客を入れた。1月2日のAFCフィルド戦は2075人。フリントシャー郡と北ウェールズ警察は、競技場がウェールズの規則に従うとの立場を示した。クラブは協議のため、1月中旬のホーム戦を延期した。
クラブの所属、土地、使用権は別々だった
現在のチェスターFCは、旧チェスター・シティの清算後、サポーターが2010年に再建したクラブだ。イングランドのリーグに所属し、イングランド側のチェシャー・ウェスト・アンド・チェスター市から競技場の使用を認められた。しかし、土地の位置によって公衆衛生の規則はウェールズ側から示された。クラブの所属先、施設を貸す自治体、ピッチに適用される規則は同じ境界でそろわない。その違いが、試合を開くか延期するかという日常の判断に現れた。
