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ヒュー・ジャックマンの「カナリーズ」 ノリッジの黄色が16世紀の移民史につながる
俳優ヒュー・ジャックマンは2026年9月3日、ノリッジ・シティへの出資をめぐり、いま話をしていると明かした。母親がイングランド東部ノリッジの出身で、本人も幼い頃からクラブを応援してきた。彼が口にした愛称「カナリーズ」は、黄色いユニフォームより先に定着し、その背景には16世紀の移民と織物産業がある。
出資は発表ではなく、話し合いの段階
AP通信によると、ジャックマンは英放送局talkSPORTで、クラブの一部を買うことに強い関心があり、現在話をしていると述べた。取得する比率や金額は示していない。ノリッジでは2024年10月、米大リーグのミルウォーキー・ブルワーズでもオーナーを務めるマーク・アタナシオの投資グループが支配株主になった。ジャックマンの発言は新しい所有者の発表ではなく、既存の経営体制へ加わる可能性を話した段階だ。
カナリアを連れてきた「ストレンジャーズ」
16世紀、オランダやフランドル地方など低地地方から織工たちがノリッジへ移り住んだ。地元で「ストレンジャーズ」と呼ばれた人々だ。彼らは道具と技術を持ち込み、低迷していた織物産業を立て直した。ノリッジ・シティの公式説明では、仕事中に鳴き声を楽しむカナリアも一緒に持ち込んだ。飼育は町へ広がり、黄色い小鳥は移民と織物の記憶を伴う地域の印になった。
愛称が先で、黄色と緑は後だった
クラブは1902年に創設され、最初は淡い青と白のシャツを着た。1905年までには「カナリーズ」と呼ばれていた。1907年、地元紙へ「カナリア色のシャツ」を提案する投書が届き、クラブは1907-08シーズンから黄色と緑を採用した。愛称がユニフォームを変えた順番だ。2022年のブランド更新でも、織物を表す「The Weave」という図柄が導入された。ジャックマンの短い一言には、クラブの120年余りと、その前から続く町の歴史が折り重なっている。
