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男女のトップチームに同じ予算枠 ルイスFCが9年続ける「Equality FC」

ルイスFCは、イングランド南部イースト・サセックス州ルイスを本拠とする小さなクラブだ。2017年、男女のトップチームに同額の「プレー予算」を配るEquality FCを始めた。2026年の公式ページにも同等の予算を続けるとある。選手一人ずつの契約額とは切り分け、二つのチームがシーズンを組み立てる予算枠をそろえた。

女子側の予算を引き上げた2017年

2017年7月、ルイスFCは女子チームのプレー予算を増やし、男子チームと同じ水準にすると発表した。対象はトップチームごとの総枠だ。クラブの現在の表現は「equivalent playing budgets」。二つのチームが同等のプレー予算で運営される、という意味になる。

全選手の契約額は公表されていない。監督が選手や活動へ配分する最初の財布をそろえる制度で、比較単位は個人でなくチームだ。

9年後の2026年も、クラブ公式ページはこの方針を現在形で掲げている。一度のキャンペーン名で終わらず、予算編成のルールとして残った。

同じピッチ、同じ本拠地も予算と一緒にそろえた

Equality FCは金額に加え、日々使う資源も対象にした。2017年の発表には、コーチ、パフォーマンス、筋力・コンディショニングを支える資源の同等化、上位カテゴリーに必要な用具と施設の整備、地域で女子と男子の参加機会を広げることが並んだ。

現在の公式ページも、男女が同じピッチで練習し、同じ本拠地ドリッピング・パンで試合を行い、同じ施設を使うと説明する。ドリッピング・パンはルイス駅近くにあるクラブの本拠地だ。

財布をそろえる方針は、練習場所やスタッフ配置まで含む日常の扱いへ広がっている。

1人1票のクラブで、優先順位を決める

ルイスFCは2010年7月からコミュニティ所有になった。2026年のオーナー制度は月5ポンドまたは年50ポンドで、1人が1株と1票を持つ。出資額の大小にかかわらず、議決権は1票だ。

50ポンドはオーナー資格の年額だ。選手予算とは別の数字になる。所有者はクラブの将来について投票し、四半期ごとのオンライン集会にも参加できる。

Football Supporters' Associationの取材で、クラブ側は、女子チームが学校との接点や新しい観客を増やしたと振り返った。コミュニティ所有と同額予算の間に自動的な因果関係はない。ただ、何へ資金を配るかを会員が話せる土台はあった。

同じ予算枠でも、使い方は同じ形に固定しない

クラブ公式は、Equality FCの目的を、すべてを同じ方法で支出することより人を等しく評価することに置く。2024年のThe Guardian取材では、女子選手の月経周期をトレーニングに反映し、黒いショーツを選び、女性の身体に詳しいスタッフを置く取り組みが紹介された。

予算の入口をそろえたうえで、チームごとの必要に合わせて使い道を変える。2017年の「同額」は、どちらにも選択できる資源を渡す約束だった。

順位まではそろわない。女子チームは2018年に当時2部のFA女子選手権へ進み、2023-24シーズン後に3部へ降格した。順位が変わっても、クラブは同じ予算枠から始める方針を9年間守った。

参考記事Lewes FC — current Equality FC policyLewes FC — community ownership and one-share, one-vote termsFootball Supporters' Association — ten years of community ownershipThe Guardian — launch of equal playing budgets in 2017The Guardian — equal funding and support designed for women players