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2万5092個のぬいぐるみを、安全に投げるには ベティスが決めたハーフタイムの条件
レアル・ベティスは、スペイン南部セビリアのクラブだ。クリスマス前のホームゲームでは、観客がハーフタイムにぬいぐるみをピッチへ投げる。2025年は2万5092個だった。寄付を大きな光景に変える一方で、後半は予定どおり始めなければならない。サイズ、重さ、投げる合図まで決めた運営が、この「ぬいぐるみの雨」を支えている。
2018年に始まり、仮本拠地で過去最多に
クラブが「ぬいぐるみの雨」を始めたのは2018年。2025年12月21日のヘタフェ戦では、5万4365人の観客を前に2万5092個が投げられた。前年の2万個を上回り、クラブ発表では過去最多になった。
会場はエスタディオ・ラ・カルトゥハ。セビリア市内の多目的競技場で、本来の本拠地ベニート・ビジャマリンが改修中のため使われた。場所が変わっても、クリスマス前の習慣は続いた。
30センチ、200グラム、硬い部品なし
投げられるのは、縦・横・高さがいずれも30センチ以内、重さ200グラム以内のぬいぐるみだ。電池や硬い部品が内外に付いた物も投げられない。
条件を超える玩具は、寄付そのものを断るのではなく、入場口で係員が受け取る。投げる物と手渡す物を分けることで、贈りたい気持ちを残しながら、ピッチ上の安全を守る。実施はハーフタイム。大型画面のカウントダウンが投げる合図になる。
翌日から、子どもへ渡す仕事が始まる
回収したぬいぐるみは、クラブとレアル・ベティス財団が協力団体へ引き渡す。2025年分は試合翌日の12月22日から配布が始まった。届け先にはセビリア周辺の団体のほか、赤道ギニアの首都マラボにある孤児院も含まれた。元ベティス選手ベンハミン・サランドナが支援に関わる施設だ。
観客の仕事は、合図に合わせて一斉に投げるところまで。そこから先は、回収、仕分け、引き渡しを担う人たちの仕事になる。短いハーフタイムの光景は、翌日から続く配布の入口だ。
