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「リーフ148台分」の電池を競技場へ アヤックス本拠地が電力の波をならす方法

ヨハン・クライフ・アレナは、アムステルダムにあるアヤックスとオランダ代表の本拠地だ。2018年、ここに電気自動車「日産リーフ」148台分に相当する蓄電池が入った。太陽光をためるだけではない。試合やコンサートで急に膨らむ電力需要をならし、停電時には予備電源になる。

148台の中古車を並べたわけではない

数字は蓄電池の容量をリーフ148台分に置き換えた表現だ。イートンの発表では、新品の電池と電気自動車で役目を終えた「セカンドライフ電池」を組み合わせた。運用実証の報告書によると、稼働時のセカンドライフ比率は40%。148台の廃車から電池を一つずつ集めた、という意味ではない。

3MWと2.8MWhは、別の数字

設備の出力は3メガワット、蓄えられる電力量は2.8メガワット時だ。3MWは一度にどれだけ大きな電力を出せるか、2.8MWhはどれだけの量をためられるかを示す。日産は、約7000世帯へ1時間供給できる規模だと説明した。

4200枚の太陽光と、イベントの山

屋根には4200枚を超える太陽光パネルがある。ただし、発電する昼間と、照明や売店が一斉に動く時間は一致しない。蓄電池は余った電力をため、需要が跳ねる時間に放出する。電力の最大値を抑える「ピークシェービング」により、競技場が短時間だけ大きな電力を買う負担を減らす。

競技場の外にも電気を返す

停電時には予備電源となり、ディーゼル発電機への依存を減らす。必要に応じて送電網へ電力を戻し、地域の需給調整にも参加できる。アレナの2023年の公式説明でも、3MWの設備と4200枚超のパネルは紹介されている。2026年時点の電池構成や劣化率までは更新されていないため、導入時の「欧州最大」という呼び方は現在の順位として使わない。

参考記事Eaton — ArenA storage projectJohan Cruijff ArenA — Mega BatteryNissan — Amsterdam ArenA storagePublinova — Operational pilot reportpv magazine — 3 MW / 2.8 MWh specification