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優勝パレードの主役は、もとの港湾作業船 アスレティックが40年ぶりに戻した「ガバラ」

アスレティック・クルブは2024年4月、40年ぶりに国王杯を制した。スペイン北部バスク州ビルバオのクラブが選んだ祝賀の舞台は、バスの屋根ではない。選手たちは「ガバラ」と呼ばれる平底の作業船に乗り、河口を約2時間かけて進んだ。祝賀用に造られた船ではない。もとは港で貨物を運び、工業都市の日常を支えた道具だった。

「40年」は、クラブが数えた1万4581日

アスレティック公式は、1984年5月5日から2024年4月6日までを1万4581日、公式戦1876試合と数えた。4月6日、セビリアのラ・カルトゥハでクラブ集計25度目の国王杯優勝を決め、11日に船が動いた。「40年」は丸めた年数だけではない。クラブが日数と試合数まで記録した、長い空白だった。

全長18.5メートル。祝賀用に造られた船ではない

ガバラは、河川や港で貨物を運ぶ平底船だ。使われた船は全長18.5メートル、幅8.5メートル。1960年、ビルバオ港のためにエランディオの造船所で造られ、当初は「ガバラ1号」と呼ばれた。2013年にビルバオの海事博物館Itsasmuseumへ入り、クラブとの合意で2020年に修復が始まった。2021年3月には再び航行できる状態へ戻っている。

1924年の先例から、1983年のアスレティックへ

Itsasmuseumは、地元で船上から勝利を祝った先例として、1924年のオラベアガ地区のアセロ・クラブを挙げる。アスレティックはリーグ優勝から27年遠ざかった1983年、クラブ幹部セシリオ・ゲリカベイティアの発案でガバラを使った。1984年にも国内二冠を祝って河口を進み、2024年が3度目になった。クラブがゼロから作った演出ではなく、港町にあった仕事の船と祝賀の記憶を受け継いだ形だ。

160隻を連ねるには、河口を会場に変える必要があった

2024年は安全上の上限を160隻とした。110隻を超す民間船、32隻のトレイネラと呼ばれる細長い手こぎ競技艇に加え、警察、消防、海難救助などの船も入る。午後4時30分に河口側を出て、午後6時35分にビルバオ市庁舎へ着く計画だった。無登録船と遊泳を禁じ、航路を管理した。港の作業船を祝賀の主役へ戻すには、河口全体を一つの会場として動かす現代の運営が必要だった。

参考記事Athletic Club — club historyAthletic Club — the 2024 Copa del Rey triumphAthletic Club — the 160-vessel flotilla and routeItsasmuseum Bilbao — collection history of La GabarraItsasmuseum Bilbao — Gabarra Athletic exhibition