胸に会社名ではなく地域名 PSVを7社・組織が一緒に支える「Brainport Eindhoven」
PSVのユニフォーム胸にある「Brainport Eindhoven」は、一社の企業名ではない。オランダ南部アイントホーフェン周辺の産業地域を示す名前だ。2019年、地元の大手企業など5組織が共同でスポンサーになった。参加と役割変更を経て、現在は7社・組織が同じ地域名を掲げている。
最初の5組織は、企業名を一つずつ並べなかった
ブレインポート・アイントホーフェンは、半導体装置、電子機器、製造業が集まる地域ネットワークだ。2019年、ASML、フィリップス、VDL、スーパーマーケットのユンボ、ハイテク・キャンパス・アイントホーフェンが共同枠を始めた。胸に出したのは各社名ではなく地域名。PSVの知名度を、人材や投資を呼び込む地域の看板として一緒に使った。
High Tech Campusは女子へ移り、3社が加わった
2020年に飲料会社ロイヤル・スウィンケルス、2022年に施設サービス会社CSU、2025年に協同組合銀行ラボバンクが加わった。一方、ハイテク・キャンパスは2022年に共同枠を離れ、PSV女子の主要スポンサーへ移った。現在はASML、フィリップス、VDL、ユンボ、スウィンケルス、CSU、ラボバンクの7社・組織だ。数が増えただけでなく、女子側へ役割を移した組織もある。
21自治体へ、資金だけでなく相談役も出す
2020年、当時の共同パートナー、PSV、地域開発機関は「Brainport Eindhoven Partner Fund」を設けた。最初の重点は、借金や家計の問題を抱える住民への支援だった。企業は資金に加え、助言できる人材や知識も出す。事業は周辺21自治体へ広げられる。胸の共同スポンサーとは別に、地域課題へ動く受け皿を置いた。
フィリップスは、創設母体から7社の一員へ
PSVは1913年、フィリップスの従業員が作ったクラブとして始まった。その企業が現在は単独で胸を占めるのではなく、地域名を支える7社・組織の一つになっている。2025年10月、フィリップスは契約を2030-31季まで延長した。共同の地域名は古い関係を消したのではない。創設母体との結びつきを残しながら、看板の主語を一社から地域へ広げた。
