週3回の無料練習を27地点へ シャフタールが地域に置いた「Come On, Let’s Play!」
シャフタール・ドネツクは2013年から、子ども向けの無料サッカー事業「Come On, Let’s Play!」を続けている。2025年10月21日のクラブ発表では、ウクライナ国内27地点で7~12歳の1300人超が参加していた。プロ選手を選ぶアカデミーとは違う。地域の指導者、用具、週3回の練習を一組にして、普段からボールを蹴れる場所を残す事業だ。
無料にしただけでは、週3回は続かない
練習は週3回で、参加費はかからない。クラブ側は用具を渡し、大会を開き、地域のボランティア指導者を研修する。家庭の負担を下げても、教える人とボールがなければ活動は続かない。入口の無料化と、地域で回す仕組みを同時に用意している。
DTEKと広げ、地元に指導者を残す
2018年からは、ウクライナのエネルギー企業DTEKが総合パートナーになった。クラブのコーチが全地点へ通い続けるのではなく、現地の指導者へ方法を伝える。同年8月に開いたゼレノドルスク拠点では、100人超の7~12歳を受け入れ、人工芝と用具をそろえた。クラブ名の付いた教室を、地元だけで続けられる形へ近づけた。
支援対象には、避難で居場所を変えた子も入った
UEFA財団が支援した2019-20年の計画は、国内避難民や難民、前線に近い地域の子ども、障害のある子どもを対象に含めた。1拠点60人を基本とし、女子を少なくとも10%とする目安も置いた。これは当時の計画値で、現在の全拠点の実績ではない。競技者を選ぶ前に、定期的に集まれる場所を広げる考え方が見える。
トップで使ったボールも、次の練習へ回した
2025年4月25日、シャフタールと運営財団は、トップチームとアカデミーで使ったボール300個を、7地域のスポーツ学校など10施設へ送った。まだ使える用具を次の現場へ回したため、新品の寄付とは少し違う。社会事業を一日の催しで終わらせず、普段の練習を支える物の流れにもつなげた。
27地点は、10月21日のスナップショット
2025年10月21日の発表は27地点・1300人超、11月29日の発表は26地点・1300人超とする。クラブは1地点減った理由を説明していない。そこで、タイトルの27は10月21日時点の数として扱った。1300人超も、その時点で参加していた子どもの規模であり、事業開始からの累計人数ではない。
