二つの古いクラブを残し、プロの1軍を共同化した FCコペンハーゲンの1992年
FCコペンハーゲンは1992年創設だが、その下には100年以上続く二つのクラブがある。KBとB1903は解散せず、プロの1軍を共同で立ち上げた。新しい看板と古い地域クラブが、今も別の役割を担っている。
新クラブの日付は、1992年7月1日
デンマークの首都を本拠地とするFCコペンハーゲン(FCK)は、KBとB1903が共同で設けたプロチームとして1992年7月1日に発足した。KBは1876年創設、B1903は名の通り1903年創設だ。FCKが若いクラブでありながら古い歴史も語るのは、この二つを前身に持つためだ。ただし、KBとB1903が解散して一つになったわけではない。
KBの歴史と、B1903のリーグ枠を持ち寄った
KBはデンマーク初代王者で、通算15回のリーグ優勝を持つ。一方、1992年までトップリーグにいたB1903は、平均観客数が2000人未満に落ち込んでいた。新しいクラブはB1903のリーグライセンスを使い、首都を代表するプロの1軍を一つにした。伝統を並べるだけでなく、観客と経営の規模を作り直す選択でもあった。
最初の公式戦は、完成前のパルケンではなかった
FCKの最初の公式戦は1992年7月1日、インタートト杯のグラスホッパー戦だった。会場は再建中のパルケンではなく、同じコペンハーゲンのエステルブロ・スタディオン。FCKは2-1で勝った。パルケンを本拠地にする構想は創設の前提だったが、最初の一日は別会場で迎えた。1992-93シーズンには国内リーグを制している。
B1903では、FCKが今も「1軍」
B1903の公式案内は、FCKを自分たちのプロの上部組織であり「1軍」と説明する。B1903のアマチュアと育成年代は元の施設で活動し、若手がFCKへ進む道も残った。育成年代の選手はFCKのリーグ戦を無料で観戦でき、ボールパーソンも務める。共同化は、地域クラブの下部組織まで消すことではなかった。
KBのグラウンドは、FCKの練習拠点になった
FCKのトップチームはKBの施設で練習している。KBは2026年にも5700人を超える会員と多くのチームを抱え、FCKの育成にも関わる。ピッチ上ではFCKという一つの名前を使いながら、その下では二つのクラブが別々の日常を続ける。1992年に分け直された役割は、今もクラブの足元に残っている。
